黄色花ラウシー

「黄色花ラウシー」と言う名称で、サボテンの師匠から、昨年カキ子を頂いてきました。

10㎝程度の紐の様な状態でしたが、それらを3-4㎝程度にぶつ切し、接ぎ木したり

直接植えたりしました。

実験の意味をこめて上部と下部を切られとられた中間部分を接ぎ木しました。

十分に維管束が繋がった後は、肌の部分から盛んに子吹きが始まり、ひと夏で群生株が出来上がりました。

秋には接ぎおろしを行い、今年は綺麗な花を咲かせてくれました。

本カキ子はキリンウチワ接ぎとその後の接ぎおろしの練習台として、昨年は大活躍してくれました。

接いだものは、成長が旺盛で、ついつい細長くなってしまいます。

しかしながら、一旦接ぎおろして、一冬の断水期間を過ごさせると間延びした姿もいくぶんか

しまった形に変化してきました。

自根で植えたものは、成長は遅いですが、径が出てきて玉型に変化してきています。

開花後の姿からはSulcorebutia verticillacantha v. aureiflora(Aurei=黄色 Flora=花)に近い種類ではないかと考えています。

 

桃太郎

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一昨年の冬に神戸の雑貨屋さんで購入したエキノセレウス桃太郎です。

購入当初は、しわしわに干からびた乾物の様な状態でしたが、水をやれば

膨らむだろう~、トゲが無いし扱い易そう~と安易に購入。

家に持って帰り、暖房のある部屋で水やりするも、ウンともスンとも・・・

2-3週間してくると徐々に根本がグチュグチュと。

どうするべきか・・・これは抜くべきか、抜かないべきか。

いつも悩む問題です。

抜いて根を痛めちゃうか? それととももっとひどい阿鼻叫喚をこの目で

見るべきか?

なかなか判断がつきません。

勇気をもって抜いてみると、下に三角柱がついていました。

想定外でした。

しかも三角柱の根はカラカラに干からび、三角柱の肉はドロドロ。

どうしたら良く分からないので、もう半分捨てるつもり三角柱を切離し、

全てをバラバラに6つほどの塊に胴切しました。

その後、セオリー通りに2週間程乾かし、植えつけました。

殆どが、しわしわのまま腐ってしまいましたが、

2つは根が出てきて、しわしわだったのが膨らんできました

そして夏にはパッツン・パッツンになってきました。

次の冬には断水をし、今年の春先に水を上げると花芽を上げ開花してきました。

ハラハラし続けた分とても感動的です。

NMS_4520

今回分かった事なのですが、桃太郎などエキノセレウスは開花している時間がとても長いです。

1日で花が無くなってしまうサボテンがほとんどの中、一週間も開花しつづけています。

海外ではエキノセレウスだけのマニアが存在し、またエキノセレウスのみを取り扱う

雑誌が発行されています。

何が楽しくてエキノセレウスなのだろうと意味が分からなかったのですが、花の美しさ

花が長期に楽しめるという点では非常に優秀である事がわかりました。

興味のなかったエキノセレウスに最近興味津々です。