弊宅では、冬の間も室内加温で、キリンウチワの接木を楽しんでいます。
今年からは、大きくなった接穂は切り取って保管しています。
写真は、11月〜12月に切り取ったものです。
ほったらかしにしているのですが、一部には根が出てきました。
春には植え付けたいと思います。
カテゴリー: 接木(Grafting)
カキ子取りと医療用メス
Matucana madisoniorum 奇仙玉
Piltz種子を昨年の冬にまきました。
春にキリンウチワへ接木を行っていましたが、しばらくすると子供が2つ吹いてきていました。
子がこの一ヶ月で親と変わらないほど大きくなってきました。
また、台木と接ぎ穂とがグラグラしてバランスがとっても悪くなってきました。
先日アマゾンから「使い捨て医療用メス」が届いていたので早速使ってみました。
カッターなどを使った場合、サボテンの髄の周りをかなり傷つけてしまっていました。
メスでは髄のみをピンポイントで切り取ることが出来ました。
なかなか使い心地良好です。
使い捨てメスですが、サボテン用なのでもちろん使い捨てにはしません。
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根だし管理中
ギムノカリキウム ベルクティー (Gymnocalycium berchtii JS153)
キリンウチワに接いだギムノカリキウム ベルクティーですが、どうも下から子供が吹いてきます。
2週間程前から、それらを切断し、乾かしていました。
但し、親株から切り離すのが大変でした。
ほぼ胴切と同じ様な大きな切り口になっています。
メスの様な先の尖った刃物の必要性を感じる今日このごろです。
いずれにせよ、もう、十分乾かしたと思うので一旦植えつけてみました。
秋までに根を出してくれれば嬉しいのですが・・・
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初めてのウチワサボテン接ぎ
昨年、サボテンクラブの師匠からビロードウチワと言われるウチワサボテンをいただいていました。
6月には、新しく出てきた葉っぱを台木用として切り取っておきました。
3週間程乾燥させ、植え込んだら1週間ほどで根が出てきました。
接木ができそうなので、とりあえず、レブチア ヘリオーサのカキ子をテープで1週間ほど固定しておきました。
接いだ当初、ヘリオーサはふにゃふにゃだったのですが、最近ちょっと硬くなってきました。
膨らんできているようです。
私はこれまで、キリンウチワの接木しか行った事がありません。
ウチワサボテンに接ぐのは初めてなので、とても今後が興味深いです。
我流キリンウチワ農作業の手順
6月後半から週末はひたすらキリンウチワの台木の準備にいそしんでいます。
・まずは職場で飲みまくったペットボトル飲料の空容器を洗浄
・飲み口の下の部分にドリルで穴を2つ~4つほどあける (肥料溶液投入口)
・飲み口とキリンウチワを固定させるスポンジを切断する
・キリンウチワの茎をスポンジで包み飲み口に挿す
・普通の水を入れる
・1~2週間待機
・1~2週間待機し、根が出た事を確認
・水をすべて廃棄し、肥料溶液を投入する(大塚OTA肥料1号と2号をEC1.3の濃度)
・藻の発生を防ぐため、アルミホイルでペットボトル容器を覆う
・2-3日置いて、更に根を出させる
・接木の実行
ギムノカリキウム モロエンセ (Gymnocalycium morroense LB326)
・2-3ヶ月にはこのような感じです。
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夏季の接ぎおろし
キリンウチワの接ぎおろしについて、春(4月ころ)には下記の方法をとりました。
・室内の日のあたりやすい窓際で、水を切らさないように管理 (2~3週間程度)
・フレームの暖かい所において、水多めで管理 (3~4週間程度)
・徐々に灌水頻度を開け通常のサボテンと同じ灌水頻度にする (4週間程度)
現在、春接ぎおろしの株は他の実根の株と同様にフレーム内で元気に育っています。
しかしながら、6月半ば以降の温度上昇後、上記方法による結果はあまりよくない様です。
暑いフレームの中で水じゃぶじゃぶにすると、暑さで土の中のキリンウチワが煮えてしまうような感じです。
先週も失敗してしまいました。
既に戸外はキリンウチワの根が盛んにでる温度にあるわけですし、わざわざフレームに入れずとも良い気がしています。
そこで、今回、写真の様に軒下で腰水による根出しを試しています。
腰水までは大げさかな?と思うのですが、軒下は風が強く鉢がすぐ乾いてしまいます。
乾燥をさけたいので、一旦腰水で状況を見たいと思います。
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将来性の無い接木苗の切り落とし
キリンウチワに1年ほど接いで、径が3cm程度のものは今後の成長が見込めそうに無いので切り落としました。
この様な状態になった株は台木と接穂の接着面はいつも写真の様に茶色く変色しています。
赤腐れとは違い内部から木質化しているような感じです。
拒絶反応によるものなのでしょうか?
この状態にならずに大きく成長する株もあります。
原因がわかっていません。また、この状態になるの家ではランポー玉だけです。
その他のサボテンではこの状態になるのを確認できていません。切戻すと白い部分が出てきます。
この状態で再度接木すれば成長してくれます。
ただ今回は台木が無いので、乾かして根出しして成長させようと思います。
普通は捨てちゃうんでしょうか? でも成長して大きくなったら綺麗になるかもしれませんし。
なんかかわいそうなので捨てる事ができません。
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接ぎおろしの失敗
接ぎおろしした後、2cm~3cmほど残したキリンウチワの発根は、地温が高いと早いようです。
(どのサボテンも同じですね)
そこで、発根をもっと早めようと欲を出し、フレームの中に入れておきました。
一番暑いときは50度近くあったと思います。
所が、ここ数日良く見てみるとが接いだサボテン(接ぎ穂)がどんどん萎んできました。
抜いてみると根は全然でておらず、2-3cmほど残したキリンウチワは枯れ果てていました。
失敗しました。
発根を早めようと「急発進」させることは良くないようです。
とりあえず、失敗したラウシーは胴切をしました。
発根促進剤(ルートン)を塗り、現在乾燥させています。
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窓際の溶液栽培キリンウチワ
水耕栽培(溶液栽培)のうち、窓際においているものです。
夕方から西日があたる環境ですが、元気におおきくなっています。
土耕栽培にくらべて場所をとらなくて良いのですが・・・
晴れの日には、溶液がどんどん無くなっていくので、一つ一つ溶液の量を確認し、継ぎ足すのが少々面倒です。
Sulcorebutia cantargalloensis LH 1419
スルコレブチア カンタルガロエンシス LH1419
1才苗を春に接いだものです。
1ヶ月ほどLED栽培を経て膨らんで来たので、直射日光に当てています。
種を播いて一年たったくらいの株は失敗も少ないし、成長がとても良いです。
来年は花が見れる事を期待したいです。
Matucana madisoniorum
マツカナ 奇仙玉
発芽後、1ヶ月苗を春に接いだものです。なかなかくっつかなかったです。
一旦くっつくとすくすくと育っています。
刺がまだ沢山ありますが、大きく成ったらロフォフォラ見たいな姿になってくれることを期待したいです。
Thelocephala napina FR249
豹頭
発芽後、3ヶ月くらいの苗を接いだものです。
これもなかなかくっつかなかったです。
くっつくまでにいくつかの苗をダメにしました。
たまたま成功したものですが、成功すれば元気に育っています。
マローキーと自家稔性
写真はレブチア マローキー(Rebutia Malochii)と言うサボテンです。
昨年の夏にSuccseedより40粒を購入し蒔きました。
結果、発芽したのは、2株だけでした。
この2株ではとても心許ないので11月にも60粒ほど購入し蒔きました。
結果はまたもや2株。
合計4株で果たして種子採取まで持ちこめるのか?
非常に不安でしたのでキリンウチワに接ぎました。
運よく、苗が4㎝くらいになった頃から子吹いてきました。
親株を損なわずにカキ子で接ぐ事ができました。
それぞれ、遺伝子の異なる2株を接いでいるので交配させると種が取れるはずです。
・・・と・・・ここまで書いて、ふと気になる事が出てきました。
レブチア マローキーは自家不稔(他家受粉)だったはず?
確認の為、フランスのADBLPSの種子リストを見てみました。
・・・・
・・・・
“f”の文字が! 自家受粉です。
異なる遺伝子を揃えたつもりだったのですが、意味がなかったかもしれません。
ちなみに、リストの見方ですが、sとfの表記がされています。
sはstérile =自家不稔(他家受粉)を意味する様です。
fはfertile =自家稔性(自家受粉)を意味する様です。
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